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どうなることやらと心配していた就活もなんとかのりきって、今年の春から長男が独立しました。

中堅企業に入社して、さっそく辞令がおりて、若いうちに経験を積んでこいとばかりに地方の支店で１年ほど過ごすことになりました。

長男は大学も都内の自宅から通いましたから、まったく「一人暮らし」の経験がありません。なので料理や掃除、洗濯と母親としては不安ばかりでした。

息子の服がちゃんと畳まれている？

それで引っ越しをしてしばらくして、夫には「あんまり世話をやくな」と言われていたにもかかわらず心配でつい、新幹線に乗って息子のアパートを見に行ってしまいました。

すると思ったよりきれいで片付いており、タンスを開いてみると、ビシっと揃った畳み方で洋服がしまわれています。息子に「あんた、おおざっぱなほうなのによくちゃんとしてるわね」と感心して言うと、げらげら笑いだしました。

贅沢でもなかった洗濯代行

なんと息子は洗濯代行サービスを利用しているというのです。

洗濯にお金を払ってしてもらうなんてなんたる贅沢！と思って、思わず説教をはじめようとした私に、息子は１週間に１度、袋に詰めて回収してもらうと、きちんときれいにして畳んで戻ってくること、その１回の値段もちょっと高い昼ご飯代金ぐらいのものだと知って、驚きました。

今は仕事を覚えることに精いっぱいだし、夕飯なら外食でもコンビニでもどうにでもなる、部屋の掃除は普段あまり家にいないから汚くならないし、気にもならない、でも、洗濯物だけは１週間もたつと着るものがなくなってしまうから不便でしょうがなかった、と。

だけどやはり期間限定の転勤できている先輩に「洗濯代行サービス」を教わって使ってみたら至極便利なのだという話でした。

確かに独身男性でひとり暮らしの人なんかには、とても便利で手頃なサービスなんですね。

ちょっと驚いたけど、なるほどと納得した出来事でした。

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