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翻訳という仕事は英語力だけでは成り立ちません

英語を特技にしてこれからのキャリアを積んでいこうという人たちはたくさんいますが、その中には、英語自体を仕事とする人たちがいます。

翻訳の仕事は、英語に限らないものの、多くの書物やドキュメントが英語であることから、英訳の仕事は大きなボリュームをしめています。

翻訳と言っても、分野によって様々ですが、エンターテイメント関係であれば、映画の字幕や、吹き替えの台本作り等で英語翻訳の力は発揮できます。この場合は、文字数の制限などが細かくあったり、意訳によって本来の訳とは異なった文面になったりしますので、英語力と共に文書作成力や、日本語による表現力も必要になります。

技術系の本やマニュアルの翻訳という仕事もあります。これらは、その分野特有の専門用語があり、それらを取り違えて訳すとまったく意味の異なるものであったり、意味をなさないものができあがってしまいます。そのため、これらの翻訳には、英語力と共に個々の専門知識が必要になります。

また、それらを読む相手によって言い回しを変えるなどの日本語力も必要になりますので、かなり専門的な職業と言えます。

このように、英語翻訳は、単なる素訳に限らず、それらを利用する人たちのニーズに合わせて翻訳文を作る必要があり、翻訳者には、その専門知識が欠かせません。英語力に加え、自分に合った専門知識を身につける必要があります。

また、日本語をつづるという意味でいえば、日本語の力が必要です。より正確により分かりやすく日本語での表現をする必要があるからです。

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