コゴトコム

  1. HOME
  2. 学習
  3. 司法書士試験の受験
  4. 合格者に聞いた司法書士試験の予備校の実績
学習

合格者に聞いた司法書士試験の予備校の実績

合格率は約3%の難関国家資格である司法書士試験。合格には予備校・専門学校の利用が近道とされています。

司法書士試験の予備校・専門学校を利用しようとした場合、気になるのはその学校の評判、講座内容の充実度、合格の実績が気になるのではないでしょうか。

合格者に聞いた、司法書士試験の予備校評判についてまとめました。

簡単に結論から

まず簡単に結論から書いておきます。

  • LEC東京リーガルマインド
  • 早稲田セミナー(Wセミナー)
  • 伊藤塾

この3つがずっと実績上位です。というか、定番中の定番で、その中でもLECは合格者輩出数も抜けています。どこの予備校出身かと聞けば、LECと返ってくる率はとても高いです。

単純に予備校・専門学校としての知名度が強い、司法書士試験の講座を開講しているという情報が自然に耳に入りやすく、LECなら無難かというのも人気となっている要因で、結果的に受講者数が多いだけに合格者も多いということになっています。

この3つの予備校の実績は確固たるもので、LECでダメだったから早稲田セミナーに行ったら合格するとかそういう問題ではありません。合格する人はどの予備校に行っても合格するでしょう。

その他の予備校・専門学校

  • 東京法経学院
  • DAI-X
  • 辰巳法律研究所
  • 日本司法学院
  • ユーキャン(通信のみ)

こういったところがマイナー系の司法書士受験専門学校です。マイナーだから実績がないとかではなく、知名度の差がそのまま合格者に反映されているという気もしますが、後述の通り一部は癖があり万人向けではありません。

LEC東京リーガルマインド

LEC

圧倒的人気と実績で合格者多数

とりあえず選択して損はないと言える予備校です。合格者の同期でもやはりLEC出身者は多いです。

言わずと知れた資格試験予備校の王様。あらゆる資格試験の講座を解説していますが、司法書士試験に関しても実績は抜群。

毎年にわたり安定して司法書士試験合格者を排出しています。合格者祝賀会の人数を見れば分かるでしょう。

特徴は分かりやすいテキスト。これに尽きるかと。LECの教材をみっちりやっておけば、他の教材は一切いらないと言えるでしょう。長年の蓄積されたデータはなかなかのもの。毎年の合格速報後の基準点予想の精度が非常に高いのも実績があるからこそでしょう。

初学者も当然、中上級者向けの「実践力パワーアップ講座」の評判がかなり高く、2回目の合格する人がこの講座を絶賛しているのをよく聞きます。ただ最近人気講師の流出が続いた時期があるので、他校の追い上げも気になるところです。

早稲田セミナー(Wセミナー)

LECと双璧をなす資格試験の予備校です。ここの司法書士試験講座は、講座というより講師に有名ドコロがいるのが特徴。

山本浩司著の「オートマチックシステム」が初学者から2回目以降の受験者に大絶賛。これをテキストにした講座は、本の分かりやすさ+講師の話の明快さが加わり大人気講座となっています。

また、司法書士試験の問題集と言えば「直前チェック」、テキストと言えばデュープロセスというくらい浸透している書籍の著者である竹下貴浩氏もこの予備校の在籍。2大看板と2大教材というツートップ体制が合格率を引き上げています。

この予備校もかなりの数の合格者を出しています。ちなみに個人的にはテキストはオートマチックシステム推しです。

伊藤塾

伊藤塾

超大手二校とは違う元司法試験専門学校のノウハウ

超大手は避けたいな…という人にぴったり。実績も文句なし。派手さはないものの丁寧な感じが好印象です。

もともと司法試験に特化した予備校だったため、司法書士試験に対する対策も他校とは違う観点で取り組んでいるのが特徴。

かといって難しいのかと言えばそうではなく、上位資格の司法試験で培ってきたノウハウを司法書士試験向けに掘り下げて、かつ噛み砕いているため、より本質、なぜこの論点はこうなるのか?といった通常理解し難い部分を分かりやすく教えてくれる予備校です。

また難問・奇問で合格しないベテラン受験者を満足させることはせず、過去問に基づいた使える答練を出すという評判もあります。合格者数は上記2校より少ないと思いますが、伊藤塾で良かったという声もかなり聞くのでいい学校でしょう。歴史はかなり浅い学校ですが、実績評判ともに急速に上げてきた感じです。

東京法経学院

かなり伝統ある予備校で、飾りっけがないというか、地味な印象があります。実績は十分ありますが、LEC等に比べて宣伝や口コミが少ないため受講者がやや少ないです。

教材も多く出しており、シンプルですがしっかりした記述が目立ちます。そのため、初学者にはやや厳しい印象もあります。法律勉強経験者で、余計な分かりやすくするような情報はいらないという男前な人に向いているかもしれません。

DAI-X

全国展開ではないので知名度はかなり低いですが、問題集ではなかなかいいものを出しています。明るい現代的なイメージで、問題集を見る限りかなり分かりやすい印象。個人的にもしかすると結構いいのではないかと睨んでいる予備校です。

気になる人は、市販の問題集を見てみてはいかがかと。

辰巳法律研究所

元々司法試験の予備校。歴史のある学校で実績も十分。ただ司法書士試験と言えば辰巳法律研究所!とはなかなか浸透していないようで、受講者数は大手LEC等に比べるとやはり少ないです。

最近では5ヶ月の独学で合格したという人が講師になっており、話題性も上がってきているので今後伸びてくる可能性有りです。

日本司法学院

司法書士試験の専門予備校。かなり変わったところ。その勉学スタイルもかなり勤勉で、テキストや問題集の濃密さは相当なもので、他校の受講者もここのテキストや問題集を手に入れたりするほど。

ただ司法書士試験に真正面からぶつかる感じなので、大手3校のように合格への近道という印象が低いため、ここの方針に惚れ込む人が受講する感じです。あと、校長が体調不良とか何かで不安定?になっているのがきがかり。

ユーキャン(通信のみ)

おなじみのユーキャン。最初は行政書士試験まででしたが、ついに司法書士試験も講座を出しました。

まだユーキャンの司法書士試験の実績はあまり聞こえて来ません。ただ資格試験全般に関するノウハウと、通信で勉強を続けていくためのテクニックは相当な蓄積があるので、どこかで化ける可能性があるかも。

まとめ

とまあ、合格者に聞くとこんな感じみたいです。

最初にも書きましたが、LECとWセミナーのどっちかで合格しないなら、他でも合格しないんじゃないかということです。逆はあるかと思います。他校の教材はやや癖があることがあるので、誰にでも勉強しやすい教材と講師ということであれば、やはりこの2校が抜けています。

あとは資料を見たフィーリングで決めてしまうのもありだと思います。そして一度決めたら浮気しないこと。この試験は、浮気すると合格が遠のきますから。

資料とにらめっこして、あとは通学や通信など自分の勉強スタイルに合わせて選んでくださいね。

他の記事もどうぞ

このカテゴリの他の記事はまだ投稿されていません。