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六本木にある金魚という店は、ニューハーフショーのお店です。はとバスツアーなどに組み込まれるなど、観光客の方が多いので、独特な雰囲気はありながらも、初心者向けのお店です。

六本木の路地を入っていくと、小さく「金魚」の看板が。中に入ると、案内してくれるのはとても背の高いお姉さん、いや、お兄さん。背の高い男性がハイヒールを履いたら、かなり大きく見えるのですね。

店内は薄暗く、なにやらディープな雰囲気が漂います。黒を基調とした内装に、ところどころ使われる赤が淫靡な空気を醸し出しています。席に案内されると、ステージとの距離が近いのに、まず驚きます。幾人かの綺麗なお姉さんが注文を取りに来てくれるのですが、皆さん、本当に綺麗。「男なの？」と疑うでしょうが、男性として生まれてきた方たちなんですね。やがて食事とお酒が出てきて、ショーの始まるまでしばし食事を楽しみます。

さて、いよいよショーが始まるわけですが、もう衣装もギラギラ、ライトもギラギラ、急に別世界へ連れてこられたような気分になってしまいます。そして皆さん、しなやかで綺麗なダンスだけでなく、アクロバティックな技も披露していて、身体能力の高さが窺い知れます。

驚くべきは、移動する舞台！　舞台が移動するだけならば、演出としてときどきあるとは思うのですが、ここのすごいところは、人が乗ったまま舞台が変形、移動するところ。とても派手で、一見の価値ありです。ショーの後は、ダンサーさんがお見送りもしてくれて、きっと満足間違いなしのショーです。

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