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自然派の美白化粧品が存在しない理由

美白化粧品は、化粧品の中でも一番肌トラブルが多いのではないでしょうか?

美白はしたいけど刺激が心配。

でも自然派の美白化粧品は実感がイマイチっぽいし…

でもあれ?自然派の美白化粧品って見当たらない。他の美白化粧品みたいに美白って書かれていないし…なんで!?

と気づいた人はいるでしょうか?

そう。オーガニックコスメを代表して、自然派の美白化粧品って販売されていないんです。どこにも美白って書いていません。

じゃあ自然派の化粧品じゃ美白ってできないの?となりますが、ここはなぜ自然派の美白化粧品が存在しないのか?この理由を知れば自ずと分かってくるはずです。

美白化粧品とは医薬部外品化粧品のこと

化粧品の名前の下に小さく「医薬部外品」と書かれているのをよく目にすると思います。この医薬部外品として認定されている成分こそが美白成分ということです。

医薬部外品成分とは、薬とまではいかないけど、ある程度の作用が認められているもので、厚生労働省が認定しているものです。

ではオーガニックコスメなどの自然派化粧品には、この美白成分が使われていないのだから美白効果がない…と一見そうなるでしょう。

美白成分の有無ではなく動物実験の有無

基本的に自然派化粧品=オーガニックコスメであることが一般的です。

そしてオーガニックコスメとして各種認定機関の審査をクリアしようとしたら、基本的に動物実験はしてはいけないことになっています。

動物実験とは人間で試す前に違う動物で成分検証を行うことです。これってオーガニックコスメじゃ認められていないんです。

そして美白効果という表現は、医薬部外品成分の美白成分にしか認められていないので、自然派化粧品は基本的に「美白化粧品」という位置付けで販売されていません。商品案内にも美白という言葉は見当たりません。

自然派オーガニック化粧品でも透明感を演出できる

では自然派化粧品では美白化粧品に期待できるものはないのかというと、それは全くの誤解です。

美白化粧品の美白成分というのは原材料が植物です。自然派オーガニック化粧品も当然植物由来です。

化粧品成分は多数のケミカル成分がありますが、美白に関しては植物や果物由来のものと人工的なケミカル由来のものがあります。

なので、自然派オーガニック化粧品でもこれら成分を自然に含んでいるものなんです。

例えば、美白化粧品でよく見かけるアルブチン。これなんかはクマコケモモ葉、ビルベリー葉に多く含まれていて、有機栽培で作られた植物由来のエキスがたっぷり配合された自然派化粧品なら、肌の透明感を演出するのに期待が持てます。

一般美白化粧品と自然派の美白・透明感の違いは作用具合

一般美白化粧品の美白成分は国が一定の作用を認定しているように、動物実験によって確かにある程度の効果作用を確認しています。

自然派化粧品の場合はこの作用認定がされていないため、特に誰かがその作用を認めたものではないため不確かです。ただ、アルブチンが多く含まれた植物エキスが入っているというのは事実です。

また、天然の美白成分より精製されたケミカル加工の人工成分のほうが美白作用が高いとされています。ただその分刺激が強いというデメリットもあります。

また、一般的には医薬部外品化粧品のほうが成分がより多く含まれている傾向があります。自然派化粧品だと多く含められないというより、自然派オーガニックコスメではコストが高くなるためあまり配合されていないケースが目立ちます。

なのでオーガニックコスメで美白というのは世間ではあまり期待されていません。

自然派オーガニックのほうが優れている部分もある

しかし自然派化粧品のほうが優れている点もあります。

もちろん肌に優しいというのはもちろん、ケミカル美白化粧品より潤いに優れていて、肌がシミを追い出すターンオーバーの力を促進したり、潤い成分が自然に肌に馴染むことで、肌の明るさという即効性をもたらしてくれます。

ケミカル美白化粧品の場合、美白成分の作用が強いものの乾燥がひどくなって使い続けられない事が多いですよね。美白は年間とおして続けることで一番実感できるようになります。

肌に優しいマイルドな自然派オーガニック化粧品のほうが、年間とおして季節問わず使えるため、1年間の有効なケア総量は自然派オーガニックのほうが大きくなるんですね。

どうしてもオーガニック、自然派というといまいち…という固定観念がありますが、美白について本当に知っている人なら成分の濃さより年間とおして気持よく使い続けられうか?という点もポイントなんです。

ただその場合、比較的割高になる自然派オーガニック化粧品というのが、お財布に関しての優しさが足りないという問題はありますけどね。

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