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理想の育児とは?

理想的な育児とはどういうことでしょう。

親になり、わが子を腕に抱いた瞬間から親は大きな希望と同時に大きな不安も抱えます。
最初のうちは健やかに育つことだけが親の願いではあるでしょう。しかし次第に、他の子と比べたり、年齢的な平均成長度と比較したりもするようになります。それが当たり前です。誰だって、誰かと何かと比べなければ、わが子の立ち位置を確認できないからです。

でも同時に親は無条件にわかってもいます。比べてできないからわが子が劣っているというわけではないということも、他の子ができてわが子ができないから将来がないなんてことではない、ということも。
どこのどのような所にわが子が立っていようと、愛する気持ちに変わりはないことも、当然のことです。

自然体で育てることもいいでしょう。早いうちから学習経験を積ませるのも悪いことではありません。

理想の育児とは、描いても描ききれないものであり、手に届くように見えて決して届かないものです。あるいは絵にかいたモチ、と言ってしまってのいいかもしれません。

でも、理想の育児を求めて試行錯誤する親の姿勢こそが「理想の親」であるとは思いませんか。
完璧にできる母親がベストマザーというわけではありませんし、ありえません。なぜなら子育てに完璧などないからです。

子どもを育てている一生の間に、一度も悩まない親なんているわけがありません。不安のない親などいるわけもありません。常に子どもを通して親は期待と不安の両方を抱いているのです。

そのふたつがあるからこそ、親は一生懸命に子どもと関わろうとするのです。
また期待と不安があるということは、子どももまた、たったひとつの感情を持っているのではなく、常に「笑ったり」「泣いたり」「怒ったり」「嬉しかったり」しているという証です。
それが人間です。不安定な感情の変化こそ、生きている証拠ではないでしょうか。成長している証ではないのでしょうか。

ですから、理想の育児を思い描き、それがうまくいかなかったからといって大きく落胆することはありません。
何度でも期待し、何度でも挫折し、何度でも不安になりながら、何度も何度も子どもを抱きしめる。

今のあなたのままで、本当は充分に理想の親なのかもしれません。

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