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子供の行くべき道を決めつけるな

お子さんが成長する過程の中で、親がいちばん気をつけなければならないのはどんなことでしょうか。

躾の部分でも学業の面でも、親が果たす役割は大きく、なにより子供は両親の影響を強く受けて育ちます。お子さんはまず親に褒めてもらいたい、認めてもらいたいという気持ちから、何事につけやる気を見せるのがスタート地点です。

しかし、子供はいつまでも「親のために」「親の気持ちにそって」進んでいくわけではありません。

自立とか、親離れというのは、ある日突然やってくるのではなく、お子さんが小さい時からの親とのふれあいのなかで親に対する信頼を深め、やがてそこから巣立つ勇気を自然ともつうちにできあがってくるものです。

どういう年齢でどういう状況であるにしろ、親がついしてしまいがちなのは「子供の進むべきベストの道を歩かそう」とする、その強制力です。

「医者になれ」と決めつけることが悪いと言っているのではありません。しかし、子供が別の道を選びたいと思っているときに、その理由や気持ちも斟酌もせずに勝手に道筋を決めてしまってはいけません。

親がするべきなのは、「その道は間違っている」というときに、子供によくわかるように説明してやり、別の道がたくさんあるのだということを教え、選ぶ力をフォローしてあげることです。

明らかに間違った道ならば、それがいけないことであることを、あるいは危険であるということを、きちんと教えてあげることです。

それと、「だから、そっちではなく、この道にしろ」と子供の気持ちも考えずに決めつけることは、たとえその道が子供の将来の成功につながっているという確信があったとしても、あまりに僭越なことではないでしょうか。

親子とはいえ、独立した人間同士なのです。

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