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「英語を活かせる仕事」でなくても将来的に英語は必要?

「グローバル化」という言葉が定着してから久しいですが、今後ますます英語力は仕事をするうえで必要不可欠な能力なのでしょうか。日本国内の日本の会社で仕事をするのに、本当に英語は必要なのでしょうか。

答えは「Yes」です。もちろん、まったく英語に触れることなく定年を迎える人もたくさんいらっしゃると思います。ですが、これからはますます英語が必要になるでしょう。

筆者は法人向けに英語の研修を行うことに携わっておりますが、ニーズは年々増加し、かつ多様化しているように感じられます。

それでは、なぜ英語が必要とされるのか、具体的な例を挙げて説明したいと思います。まず、会社の拠点や子会社、工場などが海外にある場合です。日本のメーカーの多くは当てはまるのではないでしょうか。すべての部品の作成から組み立てまでを日本国内でやっている例など、現代ではほぼありません。ということは、我々がよく知っているようなメーカーや製品を手にするということは、何らかの形で海外の人々と関わりがあるということなのです。

現地の工場で技術的なことを教えたり、生産ラインの管理を任されることもあるでしょうし、海外の会社へ営業をかける必要があったり、提携を呼びかけることもあり得ます。つまり、自分のポジションが営業であれ、エンジニアであれ、文系理系問わずに海外の拠点や顧客と仕事上連絡を取り合う必要のある部署に配属される可能性は大いにあります。

また、専業主婦であっても、夫がそのようなポジションにつき、海外赴任を言い渡されるかもしれません。こういったケースを私は何例も見てきていますが、だいたい辞令が降りてから赴任まで長くて3か月から半年あるかないかです。来月赴任というハードスケジュールもあり得ます。だいたい、奥様などの家族は少し遅れて赴任先に向かうケースも多いようですが、それにしてもある日急に海外で生活をすることになるかもしれません。

諸外国の国々と積極的に輸出入をしている昨今においては、多くの企業が海外と何らかのつながりをもっています。来年から社内の公用語が英語になるという会社もあるかもしれません。(現にそういう会社は実在しています)ですから、自分は英語とは無縁の人生を送ると決めていても、本当に無縁でいられるかは未知数の時代になってきました。色々なことを想定して、中学高校で習う程度の英語は復習しておいて損はないかもしれません。

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